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読書記録
Try "random".
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ミロ:ダリは頭が切れるのに、性格がそれにともなっていません。人間的なある力に欠けています。ああ、私は彼の絵には興味を持っていました、ある時期まではですが。そのうちダリは人間の持つべき威厳をなくして、急降下してしまいました。
ライヤール:技術的な巧さと人間的な価値といったものを切り離すことは不可能だとお考えですね・・・・・・
ミロ:もちろん不可能です。巧さだけですと中味がありません。
ライヤール:私は聖画像を描く画家は放蕩者でも無神論者でもよかったと思いますが・・・・・・
ミロ:あの頃は、何よりも職業が重要でしたから。ボードレールがすべてを壊したのかもしれません、詩や絵画などすべては「空を掘る」ことだといってカテゴリーの違いをなくしたのはボードレールです。
ライヤール:あなたのいう「職業」とはなんですか?
ミロ:綴字法のようなものですが、外から与えられるものではありません。自分の表現したいものによって内側から口述されるのが職業です。文法も統辞法も、何もありません。自分の仕事は自分でやらなくてはいけないし、自分で切り抜けていかなければならないのです。
”ジョアン・ミロ ジョルジュ・ライヤール 「ミロとの対話─これが私の夢の色」
6章 「純粋さに限りなく近づくこと」
朝吹由紀子訳 美術公論社 1978年