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読書記録
Try "random".
“理論を組み立てている間は、発展状態が不完全なので理論から導き出される詳しい実験結果を評価することができないことが多い。にもかかわらず、物理学者は未完成の理論をどちらの研究方向にもっていくべきか選択をおこない、判断を下さなければならない。こうした決定のなかには、内的な論理的整合性によって下されるものもある。正しい理論には論理的矛盾があってはならない、と私たちは考えるからだ。また、ある理論的構成が別の理論的構成にたいして実験上どんな意味をもつかが、決定の指針になることもある。また、私たちは自分のまわりの世界で出会ういかなるものにも似ていない理論には概して興味を抱かない。しかし、理論物理学者の下す決定のなかには、美的感覚─私たちが経験する世界と同等に美しい構造を備えているのはどの理論なのかという感覚─にもとづいているものもあるのはたしかだ。もちろん、この戦略が真理につながるという保証はない。もしかすると、深いところで、宇宙は私たちが経験を通じて信じているほどにはエレガントでない構造を備えているかもしれない。あるいは、私たちの美的基準のほうを著しく改良しなければいけないのだと気づかされるかもしれない。にもかかわらず、とりわけ、私たちの理論が実験的検証のむずかしい領域へと踏み込んでいくときには、袋小路や行き止まりを避けるために、物理学者はこのような美的感覚に頼る。これまでのところ、このアプローチは有力で洞察に満ちた指針となっている。”
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ブライアン・グリーン 「エレガントな宇宙 超ひも理論がすべてを解明する」
第7章「超ひもの『超』の意味」
林一・林大訳 草思社 2001年
∞
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16 Nov
2010
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